罪

モラルハラスメントの加害者は「我慢すること」「耐えること」をよしと精神的に被害者に押しつけます。逃げることを卑怯と決めつけられる被害者は罪悪感を刺激されて逃げることができなくなります。悪くいうと飼いならされるというようなことをされています。

モラルハラスメントに遭っていることを秘密にしておく強要を迫られている場合があります。圧力をかけて黙らせようとすることです。しかし、被害者の罪悪感や恥だという感覚を利用して自分から黙るようにほのめかします。

モラルハラスメントは犯罪に匹敵する人権侵害なので、自分のまわりで何が起きているのかをはっきりと認識しなければいけないです。また、その対処方法や被害者にはどのような回復方法があるかなど考えていかなくてはいけないということです。

モラルハラスメントする者の行動の例は、話さない、行動を一緒にしない、大きな音をたてる、ため息をつくなどです。それが続くと相手に罪悪感を抱かせ、顔色を伺うようになります。

モラルハラスメントする者は、責任をすべて誰かのせいにし他人の欠点を突きます。それして、罪悪感を感じなくしています。現実を否認し、苦しいということを認めません。

モラルハラスメントから解放されると、時が経つにつれて、相手への怒りが沸き起こってきて、そこで相手を告発したり、謝罪を要求する人も多いそうです。

モラルハラスメントをする人は、秘密を守るように圧力をかけることもよくあるそうです。秘密を守れと言葉にするのではなく、相手の罪悪感を利用し、会社のため、周りのためということで、自ら話をしないという選択をしていると思わせるのです。

人を言葉や態度で傷つけ、精神的に追い込み、心を深く傷つける行為は、モラルハラスメントであり、犯罪なんだということを、もっと世界中が認識しなくてはならないのではないでしょうか。

モラルハラスメントは、誰でも、嫉妬してやってしまうようなことも含まれていますが、普通の人は、罪悪感が働き、それ以上攻撃できないですが、モラルハラスメントをする人は、人の痛みが分からないため、とことん追い詰めます。

モラルハラスメントの標的になりやすい人は、起こった出来事などを「自分が悪いんだ」「私の責任だ」などと罪悪感を持ったり、人をかばったりできる人は、モラルハラスメントをする人にとっては扱いやすいと認識されてしまいます。