心理的虐待と影響– category –

幼少時代からモラルハラスメントを受け続けた子どもは思春期ごろに自己否定感が強くなってしまいます。そのため、自分に自信がなくなり依存的になりやすくなります。何事にも消極的になってしまい、他人の顔色を常にうかがうような生き方をしてしまいます

幼い頃からモラルハラスメントを受けて育った子どもは「ポジティブな自分像」をもつことが出来なくなり、常に人よりも自分が劣っているんだという錯覚を抱いてしまいます。その結果、自分に自信が持てなくなって、成長しても不安定な精神状態になってしま...

親に幼少からモラルハラスメントを受けている子どもは他人にを傷つけることに関しては敏感なのに、自分を傷つけることには鈍感になってしまいます。そして、そういった子どもたちの多くは気持ちの良い自分らしい人生を送れなくなってしまいます

モラルハラスメントを受けてそだった子どもはそれが当たり前だと錯覚してしまいます。もしも、親が常に暴力を振るうようなら、子どもも力に依存するように話し合いではなく暴力で物事を解決するように成長してしまう危険性があります

子どもに対するモラルハラスメントの問題点は、子どもの成長を妨げることがだけではなく、ゆがめられた子どもの精神が他の人に向けられてしまうことです。そのため、新たにモラルハラスメントの被害者を拡大させてしまう結果になるのです

モラルハラスメントを行う親は平気で子どもを叩いてしつけたり、父親が母親を叩くところを見せつけ「暴力で問題を解決していい」という間違った認識を子どもの潜在意識にうえつけ、正常な子どもの成長を害する傾向があります

親が子どもの頃に母親から十分な愛情を蹴ることがなく、愛情飢餓感が強いタイプの親は「母が子どもにするごとく」子どもが自分に依存するように要求し、自分の思い通りにしようと支配し、しがみつこうとします。しかし、それは愛情ではなくモラルハラスメ...

子どもに対するモラルハラスメントは「しつけ」と誤解されている場合がほとんどです。子どもから数多くの自由を奪い、行動を強制することは「しつけ」ではなく、モラルハラスメントにあたるので、子どもにしつけをするときには細心の注意が必要です

子どもに対するモラルハラスメントの加害者は主に親です。親にとっては「教育」やしつけのつもりなのかもしれませんが、幼少時に受けたモラルハラスメントは子どもの時だけでなく大人になってからも悪影響を与えることが多いです

モラハラをした側は時間が経つと相手に言った言葉も忘れてしまいますが、された側というのは些細なことであっても半永久的に記憶に残りトラウマとなってしまうのです。