モラルハラスメントの説明

自分の反応を変えてモラハラを終わらせる教材が完成
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モラルハラスメントを一言で表現すれば、善意という名を
借りた暴力のことです。

ドラえもんでいえば、ジャイアンのように直接的で分かり
やすい形ではなく、スネ夫のように間接的で分かりにくい
形で行う暴力のことを指します。

ここでいう分かりにくいとは、「あなたのためを思って」
というように親心であったり教育であったりという善意と
いう形を取っていることです。

発言内容であったり振る舞いだけを見れば、世間一般の人
が見て妥当と感じることであったり、それどころか正論で
あることが多いです。

しかしながら、受ける相手にとっては「あなたの言っている
ことは分かっているけど」と思いながらも、どこかモヤモヤ
した感情が残ります。

ここでいうモヤモヤ感とは、「相手は何も人格を否定すること
は言っていないし、優しさから行っているのは分かるけれども、
何だか知らないけれども不快になる」というものです。

モヤモヤ感が残ると、表向きは「分かりました」と言いなが
らも、実際の振る舞いは相手を拒絶する行動を取ることによ
うになります。

ここでいう拒絶とは、「○○して下さいね」と頼まれた時に、
偶然忘れてしまったと装って意図的にすっぽかしをするとい
うようなサボタージュのことを指します。

その結果として、伝えた相手としては、自分のことを軽んじ
られたと感じて激昂して、さらに攻撃が激しくなります。

攻撃が激しくなると、話を聞く相手はさらに防衛的になって、
心の溝がドンドン深くなっていきます。

溝が深くなればなるほど交渉のテーブルに付くことが困難に
なり、やがてはお互いに憎しみ合うようになります。

する側は初めは「あえて厳しく指導した」ですが、憎しみ
の段階になるとコミニケーションの目的が組織から排除す
ることが目的になります。

憎しみがピークになった時に受ける側が優しい人の場合は
心の病になってメンタルダウンし、血気盛んな人の場合は
ちゃぶ台返しで報復します。

ここでいうちゃぶ台返しとは、自分から見て気に入らない部分
があるという理由で、一方的に不満をぶつけて強引に関係を打
ち切ることを指します。

このような最悪の結末を迎えて初めて自分が善意でやったこと
が相手にとっては暴力でしかなかったということが明白になる
のですが、する方もされる方も「私は正しい。悪いのは相手だ」
と考えているので同じことを何度も繰り返すのです。

モラハラをされた側は一生癒えることのない心の傷を負いますし、
モラハラをする側も退職した人の分まで仕事を負担することにな
るので、どちらにとってもマイナスしかないのです。

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