加害者– tag –

加害者は社会的な地位を得ていることも多く、そのことで更に周りからは「優れた人物」だと思われており、モラルハラスメントをうまく隠し通すことができる環境にあります

加害者に共通して言えるのは、周囲には「いい人」だと思われていて、他人にはまさか精神的暴力をふるっているなどとは思われていません。他者がいる時は決して悟られないように善人のようにふるまいます

被害者が「自分はモラルハラスメントを受けている」と気が付いて逃げ出そうとすると加害者はさらなる精神的暴力を与え、また罪悪感を植えつけて元の状態に戻らせようとします

他者への思いやりや配慮があり、責任感や道徳心を持った几帳面な人間がターゲットにされることが多く、「相手をなんとか助けてあげたい」という優しい気持ちがさらに加害者に利用されてしまいます

加害者は、自分は悪くないと思わせるために「自分がいかに優秀で優れた人間であるか」を分からせようと、被害者の欠点や落ち度を攻めたてて相手に罪悪感を持たせようとします

母親から溺愛されて過保護に育ち「人が自分に何かしてくれるのが当たり前」という意識をもっている人間が加害者になることが多く、自分は特別な存在だと思っている特徴がみられます

自分を優秀な人間に見せるために相手の欠点や落ち度を必要以上に騒ぎ立て、自分の欠点を気付かれないようにしようとする人にモラルハラスメントの加害者が多く存在します

モラルハラスメントの加害者は、自分が考えていることが「常識」であり「全て」だと思っているので相手の意思を汲み取ろうなどという意識は無く、他者を尊重することができません

夫婦間で夫からモラルハラスメントをされている「被害者」である妻も、子どもとの関係性を鑑みた際には立派な「加害者」として振舞っていることがあります。その理由は家庭の安定を妻が望むあまり、子どものことは蔑ろにしてしまいやすいからだとされてい...

子どもに対するモラルハラスメントの加害者は主に親です。親にとっては「教育」やしつけのつもりなのかもしれませんが、幼少時に受けたモラルハラスメントは子どもの時だけでなく大人になってからも悪影響を与えることが多いです