モラルハラスメントの加害者が使う手口の1つ「投影の悪用」とは?精神的な嫌がらせであるモラルハラスメント。

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モラルハラスメントの加害者が使う手口の1つに「投影の悪用」というものがあります。

心理学用語の投影は、どのような感じで相手に映し出されるの?

投影とは、自分自身が持っている感情や思考、欲求などを、無意識のうちに他人に投影している現象を指します。例えば、ある人が他人を攻撃的だと感じる場合、その人自身が攻撃的な傾向を持っているために、その感情を相手に投影してしまっている可能性があります。

投影された感情や思考は、相手にとっては自分自身のものとして感じられるため、その人自身の意識や行動に影響を与えることがあります。例えば、自己中心的な人が、他人を自己中心的だと感じる場合、実際にはその人自身が自己中心的であるため、自分の行動を振り返るきっかけとなるかもしれません。

投影は、自己認識の一部として、健康的な心理的プロセスの一部として扱われることがあります。しかし、投影が過度になると、他人への攻撃や批判、偏見などの問題を引き起こすことがあるため、自己観察を行い、自己認識を深めることが重要です。

投影の悪用(モラルハラスメント)

まず、ここで言う「投影」というのは「心理学用語」のことです。その意味は「自分の心の状態や思考の癖を人などに映し出すこと」です。

例えば、あなたが陰険な人が嫌いだとします。それは「あなたが自覚していない、陰険な自分が自分の中にいるからだよ。自覚したら?」と言われたらどうでしょうか? 怖くないですか? 「何言ってるの?決めつけないでよ。気持ち悪い」と思う人が多いと思います。更に続けて「自分で認めることが出来ないんですよ。だから投影しているんですよ。」と言われたら。

恐らく「きめつけないでよ!」と思うのではないでしょうか。

その通りです。モラルハラスメントの加害者は、ストーカーのように決めつけ、付き纏ってきます。先ほどの、「あなたが自覚していない、陰険な自分が自分の中にいるからだよ。自覚したら?」というのは、他人がわかることではありません。従って、成り立たない言葉です。投影は、自分が自分に使えば役立つのです。他人に決めつけているのは意味が違うのです。

投影の悪用をしてハラスメントをしているか、もしくは、その本人自身の投影なのかもしれませんね。わかりませんが。その投影の悪用をしている本人の中に「自覚していない、陰険な自分が自分の中にいる」から、それが他人の中にあると思い込んで、他人がそうだと決めつけるために、「投影」という言葉を持ち出して嫌がらせのようになっているのかもしれません。

例えば、「人から陥れられた恐怖がある人」に「あなたが人を陥れているから、投影で、そう見えるんですよ」と。すごい精神的な嫌がらせですよね。「末期がんで癌に恐怖している人」に「あなたが人を癌にしたがっているから、投影で、恐怖するんですよ」と。これも、すごい精神的な嫌がらせですよね。

あなたが誰かを嫌いと言う。そこで「嫌いな人ってあなた自身なんですよ。」と言われたら頭に来ますよね。では、言ってきた人の顔につばを吐きかけるとします。そして「嫌いですか?」と確認する。相手が「嫌い」と言ったら「嫌いな人ってあなた自身なんですよ。あなたが人に唾を吐きかける人なんですよ。それを認められないんですよ」と言ったら激怒しそうですけど(笑)

このように心理学用語の投影という言葉を悪用して、他人に嫌がらせをしているケースもあります。

投影を悪用して他人に嫌がらせをすることをモラルハラスメントと呼びます。このような行為は、相手に精神的な苦痛を与えるだけでなく、その人の自己肯定感や自己価値感を傷つけることにもつながります。また、そのような行為を行う人自身も、投影を通じて自分自身の問題や弱点を見つめることなく、他人を攻撃することで自分自身を守ろうとしている可能性があります。投影は、自己認識を深めるために利用されることが多いですが、悪用することで深刻な問題を引き起こすことがあるため、注意が必要です。

無いものをあると思い込ませることにもなってしまう可能性

投影と言うのは、他人に悪用すると、自分の問題を人の所為にすることが出来て、自分の悪事を隠すことにもつながるのです。「投影の悪用」によって「無いものをあると思い込ませる」ことにもなってしまう可能性もあります。

投影を悪用すると、他人に対して自分の問題を押し付けたり、自分自身が持っている問題を隠したりすることができます。これにより、他人が自分自身の問題を持っているかのように思い込ませることができ、無いものをあると思い込ませることがあります。

例えば、ある人が自己中心的で、そのことに気づかずに生活している場合、自分自身の問題を他人に押し付けることで、他人が自己中心的であるかのように思い込ませることがあります。また、自分自身が自己中心的であることに対する罪悪感や不安を抱えている場合、それを他人に投影して、自分自身を守ろうとすることがあります。

投影は、自己認識の一部として利用されることが多いですが、悪用することで他人に嫌がらせや虐待を行うことがあるため、注意が必要です。自分自身が投影を行っていないか、他人に投影された場合は、冷静になり、自己認識を深めるために、自分自身を客観的に見つめることが重要です。

口封じになってしまう場合もある

あと、被害の詳細をまだしっかり認識していないモラルハラスメントの被害者が気づき出したときに「こういう感じのことをされたの」と陥れられたことをいい出したときに、加害者は「あなたが人を陥れているから、投影で、そう見えるんですよ」と口封じをしようとするのです。このタイプは、本当に気をつけたほうが良いです。決めつけて、勝手にこちら側に悪を見出してきてそれを実現させようとしますので、離れることが大切です。

神経細胞ミラーニューロンのほうの可能性もある

投影を他人に使うと、ハラスメントになることもあるでしょう。投影の悪用はやり方が古いと思います。投影という用語を持ち出して悪用するのではなく、神経細胞ミラーニューロンのほうの可能性もあるので勉強してみて下さい。つまり投影ではなく、ミラーニューロンによって、被害者が加害者の影響を受けている可能性もあるかもしれません。

神経細胞ミラーニューロンの存在は、投影とは異なる視点から人間の行動や思考の理解を深めることができるかもしれません。ミラーニューロンとは、他人の行動を見たり、聞いたりすることで自分自身が同じ行動を行う神経細胞のことを指します。つまり、ミラーニューロンは、他人の行動を自分自身が体験しているかのように感じることができ、その結果として、他人の行動に共感したり、模倣したりすることができます。このように、ミラーニューロンの存在は、他人との共感や理解につながる可能性があります。一方で、他人の行動に影響を受けて自分自身の行動が変化してしまうこともあるかもしれません。そのため、自分自身の価値観や意見を持ち続けることが重要です。投影とミラーニューロンは、異なる心理学的現象ですが、人間の行動や思考において、両方の要素が存在する可能性があります。自己認識や他者理解を深めるために、投影やミラーニューロンについての知識を持つことは、役立つかもしれません。

外部サイトの記事から

本記事と関係ある言葉を心理カウンセラーさんの記事から発見しましたので引用させていただきます。

自分にとって不都合なことを
「それ、投影だよ!」と言って
「投影を取り戻せる」はずのチャンスから
逃げてしまうのです。
(もちろん、逃げることが必要な時はありますし、全てを完璧にしましょうという話ではありませんので、どうぞご理解くださいね)

引用元:「それ、投影だよ!(怒り)」という逃げ、やめませんか?|【大阪・神戸・京都】人生改善屋 | 心理カウンセラー・セラピスト 堀池典代(ほりいけふみよ)

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