加害者は虐待を受けていた!?
モラルハラスメントの加害者は、自分のことを特別だったり、とても優秀な人間だと思っていることがあります。それは自分のことを特別で優秀だと思わなければいけないくらい過去に追い詰められているからです。例えば幼少期に悲惨な虐待を受け、親から「特別にならなければお前の一切の存在を認めない」という空気で育てられ、それでも特別になれないと親からの愛情がこない苦しみを妄想で一時的に回避している場合があります。そして自分のことを優秀で特別で凄い存在だと思い込んでいくのです。
子供を身代わりに!?
そうすると、現実的には特別ではないので「特別になれるはずなのに特別になれない理由を作り出してしまう」場合があります。「特別になれるはずなのに特別になれない理由」として無自覚で子供を追い込んでいき「子供を身代わり」にしてしまうのです。つまり本来は「毒親」や「モラルハラスメント加害者」が向き合わなければいけない問題があるのに、その問題と向き合わなくてもいいように「子供が問題行動をとるように追い詰めてその問題行動を起こす子の面倒を見ているから、特別になれるはずなのに特別になれない」と大義名分を手にしてしまうのです。これはとても恐ろしいことです。「スケープゴート(外部リンク)」も読んでみて下さい。
自分を欺いている!?
モラハラ加害者は、上記したように自分の問題と向き合うと崩壊しそうなので、本当の問題には向き合いません。そして自分では本当は自信がないということに全く気付いていません。無意識に蓋をして隠してしまい、自分で自分をも欺いているのです。
モラハラ加害者は、自分が悪いという事を中々認めません。自分が悪いと認めると「自身の被害者性に向き合わなければいけなくなる」ので、自分が悪いと認めないのです。加害者と被害者は表裏一体ですから、モラルハラスメント加害者が自分が加害者だと認めてしまうと、今度は自身の被害者性が表面化してきます。すると「何故?自分はこんなに苦しいのだ?」と今まで封印してきた苦しみや辛さが溢れ出てくるのです。すると、また隠れ加害者が出てくるのです。表面的に分かりやすいモラルハラスメント加害者は素直タイプですから攻撃されていたのに気づいていなかった可能性があるのです。言い変えれば勇気が挫けて臆病になってしまったのです。
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