モラハラの手口〜言葉や態度の暴力〜

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ドラマなどテレビの影響もあり近年ドメスティックバイオレンス、通常DVの認知度がすっかり定着しましたが、モラルハラスメントは言葉によるDVとも言われています。
DVのように手足を使った暴力はないものの、主に言葉を使い攻撃をして来ます。
DVやパワハラなどは認知度がありますが、モラハラという言葉は日本ではまだまだ認知度が少ないハラスメントの1つです。
認知度が低いが故に、自分はモラハラ被害に遭っているのに気付いていない人が多いはずです。
ですが実際にモラハラ被害を受けている人は、DVを受けている人よりも多いと推測されます。
パワハラ加害者は男性が圧倒的に多いのに対して、モラハラは男性だけではなく女性加害者が多いのも特徴です。
女性でモラハラ加害者が多い理由は、陰湿的に行われる嫌がらせだからです。
元々人の陰口が大好きな女性は、表面的ないじめよりも陰湿的ないじめをして相手を追い詰めさせる攻撃法をよく用います。
女性の行うモラハラの特徴としては、仲間とグルになって複数で一人を攻撃することもあります。
実際のモラハラ手口は、悪口を言うことです。
露骨に「バカ」「アホ」などと罵る言葉を発することもありますが、モラハラの場合はもっと具体的でネチネチした嫌味のある言葉で攻撃して来ることが殆どです。
バカやアホなど軽々しい言葉ではありません。
「お前はいつも足を引っ張っている」
「よくこんなんで今まで人生やってこれたな」
「出来もしないんだから無理してやらなくてもいいんだよ」
などなど嫌味たっぷりな言葉を投げかけて来ることが多いです。
場合によっては「お前の親はどういう育て方をして来たのか親の顔が見てみたい」など、家族のことを否定して来る加害者までいます。
加害者は自分が優秀だと思っているので「俺は1日で覚えたけどお前はなんでいつまで経っても覚えられないんだ」と自分と比較して罵ることもあります。
言葉以外のモラハラとしては、仕事を与えるだけ与えて仕事のやり方を一切教えず「皆やってるよ」と言うだけだったり、複数人で話をしている時に被害者に対しては全く会話を振ることもなく目も合わせなかったりもします。
挨拶をしても無視したりそっけない態度で返すタイプのモラハラもあります。
言葉のモラハラも態度のモラハラも、受けた側は精神的に苦しむことは確かです。
被害を受けた側が苦しんでいるにも関わらず、自分は悪いことは何もしていないと思っているので謝ることもありませんし、嫌がっていてもずっとモラハラを続けて行くのです。


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