スケープゴートを作ってしまう未熟な問題を解決しない限り、本当の解決には至らないのです。

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モラルハラスメントの加害者は、絶えず、誰かを叩きたがり、人を傷つけずにはいられない。ただ、そのまま叩けば周囲から悪人に見られてしまうから、加害者は「正義の名の下に叩く」ということをしている。悪人扱いしてから叩くのです。悪魔め!加害者め!と。異常な事態です。SNSでも起こっている。

健全な皆様には「マッチポンプ」の視点を持っていただきたい。加害者が正義の名の下に、悪魔め!加害者め!と叩き続けることで、被害を受けている側は混乱し、怒り、発狂するかもしれない。それを「ほらな!正体現したぞ!」と叩く。つまり、加害者の自作自演(悪人創作)なわけです。

このような正義の名の下に叩き続ける加害者は、「悪人」を必要としている人生を送っている。それはつまり、「煩悩まみれ」で「邪悪なもの」を抱えているということ。それを被害者に投影し、自分の影を、正義の名の下に叩いているのです。これは、歴史上、ずっと続いていること。

国レベルでもあるし、ユダヤ人もスケープゴーティングの対象にされてきた。機能不全家庭でも、誰かがスケープゴーティングされ、不良品扱いされてきた。問題は、わかりやすい悪人ではなく、わかりにくい悪人なのです。この隠れた悪人に対しての理解によって、本当の問題解決に一歩近づくことが出来る。

テロも、無差別殺人も、反社会勢力も、誰かがどこかで「スケープゴート」として利用してきた者たちが集まり、その集合的無意識に出来上がった「まとまり」による結果に過ぎないのです。つまり、スケープゴートを作ってしまう未熟な問題を解決しない限り、本当の解決には至らないのです。

犯罪、虐め、自死、あらゆる不幸を減らしたいのなら、「スケープゴート」「スケープゴーティング現象」に関しては、もっとわかりやすく、もっと認知度あげていかないといけない。煩悩にまみれた者が、自覚の有無にかかわらず、寄ってたかって少数派、または、その集団の1人を追い詰めている。

煩悩にまみれた者(スケープゴートする側)は、精神的に非常に未熟な者です。未熟だけども、隠蔽や、悪い嘘は上手い。だから、身代わりや、犠牲を作ることはお手の物。そこ(隠蔽されている部分、巧妙な部分)に光を照らし、「やめろ!」と言える人が増えることが必要なのです。

誰も止めないから犠牲が生まれる。そして犠牲が生まれてから「なんてひどいことを!」「まさかこんなことになるとは…」と言っても後の祭り。未然に防ぐには、スケープゴーティング現象を明らかにして、表に浮上させ、「やめろ」と止めること。ことが起こる前に。しかし、多くの人はソレを嫌がる。

何故、多くの者はスケープゴーティング現象を止めることを嫌がるか。それが、前記した「煩悩まみれ」だから。煩悩にまみれたいから、止めるわけにはいかない。歴史上、ずっとスケープゴーティング現象は続いている。それほど、人間の煩悩は深いものなのです。煩悩の枝の枝に、不幸が待っている。

「 社会心理学 | SYNODOS -シノドス-(https://synodos.jp/society/18244)」という記事の「”人々にとってスケープゴートがなぜ必要なのか”」という部分に、「”第1の理由は人が様々な煩悩をかかえていることである。”」

と書かれてある。スケープゴート経験者なら、この深い意味がよくわかるでしょう。

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