悪質極まりないいいねハラスメントと暗示文ハラスメント

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今の学生は、学校での友達の付き合いや部活での付き合いの他に校外でもSNSにおいて学校生活の延長の付き合いをされている事が多く、それらが楽しいものであれば良いのですが、いじめで自殺をする選択を余儀なくされた生徒のニュースをきっかけに、いいねハラスメントや暗示文ハラスメントが行われている実態が浮かび上がって来たと同時に苦しんでいる学生がいる事が分かって来ました。

・複数のケースがあるいいねハラスメント
いいねハラスメントには複数のケースがあって、いじめに使われるのは、周りの友達にはみんないいねを押すのに、ある特定の生徒にだけみんないいねをあえて押さないケースです。これは非常に露骨でしかも集団でやっているので周りとのいいねの数の差は歴然です。これらが一度だけではなく複数回続くと、いいねを外された生徒は発信するのが怖くなってしまいます。それから、特定の生徒の陰口を書き込み、周りの友達がこぞってその書き込みにいいねを押すケースがありますが、どちらもターゲットにされた生徒はその書き込みや多く押されたいいねを見る度に落ち込み、自尊心を奪われていきます。

・暗示文ハラスメントは一人の尊い命を死に追い込む
いじめで自殺を図った生徒が生前受けていたのは悪質ないじめでした。生徒はSNS上で生徒に対する悪質な噂を流されていました。その悪質な噂とは、事実ではない事に加えて生徒の評判を落とすものであり、また悪質な噂を書かれた事でそれを見た周りの者が噂を本当の事だと信じ込み、噂が拡散されるという事が起きました。これはれっきとした暗示文ハラスメントであります。生徒の立場を悪くするために、偽りの噂を流し、周りの者にその噂を信じ込ませるように誘導し、生徒を孤立させた上で噂を信じ込ませた周りの者を味方につけます。偽りの噂を流された生徒は反論する場もなく、敵は巨大化されどんどん追い込まれていきます。偽りの噂を流した者も当然悪質であり、簡単に嘘の噂に流された周りの者も悪質であると言えます。また噂に疑いを持ちながらも、自分もいじめられたくないからと噂が嘘である事を知りながら噂を本当のものとして拡散し、いじめに加担するものもいます。そうして流され続けた偽りの噂は本当のものとして学校中に広まる事も難しくなく、そうなった時には被害者の居場所はどこにもなくなってしまうという事になり得てしまうのです。

以上がいじめのニュースをきっかけに明らかになったいいねハラスメントや暗示文ハラスメントの実態ですが、これらは氷山の一角であり、今もいいねハラスメントや暗示文ハラスメントの被害に遭っている生徒がいると思われます。いじめの舞台がSNS上にまで及んでいる事、周りの人はなかなか気付けない閉鎖された舞台だけに大人が介入する事は難しいと思いますが、尊い命を守るためにSNS上でのいじめをなくすための議論、そして対策が早急に必要ではないかと強く思います。

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