モラルハラスメントについて

モラルハラスメントをする人は、相手のことを１人の人格ある人間として認めていないので、自分の得になるように利用はしても、傷つけて悪かったと罪悪感を持ったり反省したりはしません

過剰な自己愛性人格者にモラルハラスメントをの加害者が多く存在すると考えられています。自分はしてもいいが相手が同じことをするのは許せないという独自の考え方で行動しているので、話し合いなどで改善することは期待できません

モラルハラスメントをする人は、自分と違った考え方の人間を認めようとせず、自分より立場の弱い相手や店員・後輩に偉そうな態度をとって自分の方がえらい人間だと位置づけようとする特徴があります

自分は特別な存在で一番だと思っている加害者は、自分よりも優れた人物が現われると嫉妬して悪口を広めて評判を落とそうとします。また、他人も自分に嫉妬していると思い込んでいる人が少なくありません

加害者は、被害者となる相手の気持など全く考えないので、待ち合わせにも平気で遅れて謝りもしません。相手が待つのが当たり前であり、自分が待たされることなど到底許しません

コツコツした努力が出来ないタイプが多いモラルハラスメントの加害者は、人の頑張りや努力を理解できないので相手の趣味や価値観をバカにして自分の価値観をおしつけようとします

モラルハラスメントをする人間は、趣味が少なく一人でうまく時間を過ごすことができないタイプが多いので休日も自分をヨイショしてくれる取り巻きや言うことを聞く妻など、誰かと行動を共にすることを好む傾向があります

子供を自分の所有物のように思っているモラルハラスメント型の母親は、成績・進学先・就職先・結婚相手などを自分の思い通りにさせようと干渉することがあります。世間から受ける子供の評価が自分の評価に直結していると考えます

自分の子供に対してモラルハラスメントを行う母親もいます。子供が悪いことをしたから叱るのではなく、自分の気分で感情を爆発させるので子供はいつ怒られるかが分からず、親の顔色を伺いながらビクビクするようになります

自分が正しいと思っている加害者は、精神的苦痛を与えたあとは何事も無かったように接してきます。被害者は、一旦穏やかになった加害者を見て「自分の努力が足りなかったから怒られた」と思いこみ、距離を置くことをせずにまた同じ関係を続けてしまいます