「このバイク、なんか不自然じゃない?」
監視カメラに映った“気になる動き”。けれど、警察に言うほどなのか、ただの偶然なのか、自分では判断がつかない──そんなとき、いま注目されているのが ChatGPTによる防犯映像のAI分析 です。
(情報提供Nさんより)
実際に筆者も、家の前を何度もUターンしながら通過し、視線を向け、エンジンをふかす不審なバイクを監視カメラで撮影。その映像をもとにChatGPTブラウザ版に分析してもらい、行動の不自然さを客観的に評価してもらいました。
🔍 実際の事例:筆者の体験(情報提供Nさんより)
- 発生場所:周囲に1軒しか家がない畑地帯(明らかに通行目的がない場所)
- 映像に映った行動:
- バイクが右から左に通過し、住人の方をチラチラ見る
- 数秒後Uターンし、また通過(再度視線)
- さらにもう一度Uターンし、合計3回の往復
- 通過時にエンジンをふかす(威圧的)
ChatGPTに映像を渡して解析してもらったところ、以下のような「不審度分析」が返ってきました:
- 行動の反復性 → 5/5(同じ地点でのUターンと通過を繰り返す)
- 視線の不自然さ → 4/5(明確に住人方向を見ている)
- 威圧的な音の使用 → 4/5
- 通行目的の不明瞭さ → 5/5(畑地帯・家1軒)
結果:総合不審度 18/20 → かなり高いレベルで不審
🛠 ChatGPTで防犯映像を分析する方法
✅ 準備するもの
- 映像ファイル(.mp4 や .mov など)
- 映像のどこに注目してほしいかの説明(例:何秒あたりからバイクが現れます)
- 映像の状況(場所の特徴、時間帯など)
✅ 推奨プロンプト(そのまま使える)
ChatGPTブラウザ版に「監視カメラ映像の動画ファイル」をアップロードしてから次のプロンプトを入力します。
監視カメラ映像を分析してください。この動画は〇〇時〇〇分頃、家の前で撮影されたもので、不審なバイクが右から左に通過し、Uターンしてまた戻ってきます。特に、視線・Uターン・ふかし音などが気になります。不審な行動かどうか客観的に評価してください。
ChatGPTは、動画の特定シーンを切り出したり、不審度を点数で返してくれます。中立的な意見として受け取れるのも安心材料です。
使うバージョンは ChatGPTのブラウザ版(映像ファイルが扱えるもの)を推奨。
📄 警察に相談する際の「報告書作成」もお願いできる!
ChatGPTは分析だけでなく、警察に提出するための報告書のドラフトも作成してくれます。
✅ 報告書作成用プロンプト例:
以下の条件で警察に提出するための不審者報告書をテキスト形式で作成してください。2025年7月7日16:34頃、〇〇県〇〇市の畑地帯にある家(周囲に他家なし)の前で、原付バイクが不審な動きをしました。右から左に通過→Uターンして戻る→さらに再度Uターン。合計3回の往復で、住人方向を凝視しながら通過、エンジンをふかす音もありました。不審度の高い行動だと感じています。
このプロンプトを使えば、警察に持参できる報告書を数秒で生成してもらえます。
✍️ まとめ
- 防犯カメラ映像をAIが解析してくれる時代
- 判断に迷う「グレーな不審行動」も客観評価が可能
- ChatGPTブラウザ版を使えば、動画からの行動分析と報告書作成までワンストップ
- PDFが文字化けする環境では「テキスト形式で」と伝えればOK
🔒 “なんか変だな”と思ったら、自分一人で抱え込まない。ChatGPTという選択肢で、一歩踏み出すことができます。
📌 追伸:不審者の通報は「記録の蓄積」が命
実は、不審者の通報は「1回で警察が動く」というよりも、「複数回の記録が蓄積されて、初めて警戒対象として扱われる」傾向があります。
つまり──
- 一度だけの通報よりも、回数や記録を重ねることが警察の対応を変える鍵になります。
- ChatGPTで記録をきちんと整理し、日時や内容を積み上げておけば、後から警察に説明する際にも説得力が増します。
- 同じ相手かどうか確定できなくても、「類似した動き」「過去にも似た事例あり」として警察に報告すれば、それも“証拠の一つ”として評価されます。
だからこそ、“もしかして…”と思った瞬間から、冷静に記録を残すことが最善の防犯につながるのです。
不安なことやわからないことがあれば、いつでもお気軽にご相談くださいね。
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