そうやって地下に埋まった原因をそのままにしておくと、原因不明なまま色んな問題が噴出するようになる。その1つが大人になってからの自己肯定感の低さ。
本来、自己肯定感って生きるためにマストのものなんだよね。
それが培われていないということはすなわち、普通に生きてるだけでも辛くなる。
— とっとこランサー (@Tottokolancer) October 5, 2019
罪を重ねれば重ねるほど、過去に怯え、過去に蓋をして、過去を鋼鉄の鎖で雁字搦めにしてしまう。しかしこれは、無駄な足掻きです。心の奥に閉じ込めたものは「肥大化する性質がある」から、どんな鋼鉄の鎖でも引きちぎれるほど肥大化するのです。心の問題解決…、とても優しい選択ですよ…?
肥大化しすぎた巨大な塊を心の奥に抱えて、一体、どこに向かう気なのか…。どれだけ蓋をしても、無かったことにしても、決して消えることのない塊を心の奥に置いたまま、歩き続けるなんて、重たくないのでしょうか。人間は、自分の行いから逃れることが出来ないのです。自分で自分に刻んだのですから。
”過去のことは過去のことだといって片付けてしまえば、それによって、我々は未来をも放棄してしまうことになる”
(元イギリスの首相、政治家、軍人、作家)
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流石ですね。
過去を無かったことにした者には、「本当の自分を生きる未来」は無いのです。自分で自分の歴史を捨てたのだから…。
心の奥にある「肥大化しすぎた巨大な塊」どれだけ、真っ黒いものであっても大丈夫です。臨床教育学者だった岡本茂樹氏の著書、「凶悪犯罪者こそ更生します」から分かるように、人は、更生するのです。更生して、人間的に成長していくのです。但し、過去と誠実に向き合った人だけです。
綺麗ごとを並べて、自分の過去(歴史)を自分から切り離せば切り離すほど、本当の自分から遠ざかっていき、悪魔の手招きの道へと入っていきます。それは表面上は良いでしょう。肩書やお金も入ります。しかしその代償は、魂を売るわけですから、自分には戻れません。人生は、自由です。選択も自由です。
”未来のことはわからない。しかし、われわれには過去が希望を与えてくれるはずである。”
(元イギリスの首相、政治家、軍人、作家)
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そういうことです。多くの人たちが、過去のトラウマと向き合い、深い感謝の気持ちを手に入れました。
”過去にこだわるものは、未来を失う”
(元イギリスの首相、政治家、軍人、作家)
これは、過去にこだわるからこそ、過去に蓋をして、鎖で雁字搦めにしておくのです。過去をありのまま受け入れて流せないのです。だからこれの場合は未来を失います。過去を転換していない。
”過去をより遠くまで振り返ることができれば、未来もそれだけ遠くまで見渡せるだろう。”
(元イギリスの首相、政治家、軍人、作家)
過去を置き去りにせず、まっすぐ向き合った部分だけ、自己理解が深まり、未来を自分の願望に沿って創造できるようになっていきます。過去に蓋をすれば未来は無い。
上手いことを言って、言葉巧みに飴を与え、過去に蓋をして、その場しのぎの誤魔化しを与える者が、本当に、あなたのことを心配していると思いますか? 問題が肥大化するのに時間がかかるから、偽善や、誤魔化しとしては良い方法です。だけどそんなので良いのか。チャーチルのような男がまともです。
どんなに悪いことをしていても、人は生きている限り変われるのだから、過去(自分の歴史)を恐れず、真正面から向き合い、自分の歴史(過去)を大切にしてあげると、心の中の小さな自分は喜んでくれると思いますよ。それが出来たら、その心はもう二度と支配されないでしょう。
心を浄化させる方法(カタルシス)の1つが「本当のこと書くこと」です。バグダッド支局長を務めた記者も、書くことで癒されたとのこと。
書くことが精神を浄化させる PTSDと闘う記者の告白 | ワールド | 最新記事 | ニューズウィーク日本版 オフィシャルサイト(https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2016/11/ptsd.php)
ガチな話。
自己肯定感が著しく低い人の多くは過去の出来事に原因があって、それを努力や根性でなんとかするのはすごく難しい。
私自身も臨床心理士カウンセリングに週1で通ってるけど、人間って
「辛い記憶ほど心を守るために蓋をする」
んだよね。だから時間の経過と共に原因も地下に埋まってく
— とっとこランサー (@Tottokolancer) October 5, 2019
そうやって地下に埋まった原因をそのままにしておくと、原因不明なまま色んな問題が噴出するようになる。その1つが大人になってからの自己肯定感の低さ。
本来、自己肯定感って生きるためにマストのものなんだよね。
それが培われていないということはすなわち、普通に生きてるだけでも辛くなる。
— とっとこランサー (@Tottokolancer) October 5, 2019
過去に蓋をすることは、一時的にはありでしょう。しかし、蓋をし続けることで「消えないもの」が「肥大化」していくのです。そして、奥深くに潜り、肥大化して、症状を出してきます。その肥大化が酷い場合は、周りをどんどん飲み込んでいくようになります。
ですので、我々は、モヤモヤ、まとまり、これらに蓋をさせ続けようとする人間は、一切、信用しません。無知なのか、あるいは、知っててやっているのか…、わからないけど、偽善者である可能性が高いなと思っています。あとで問題が増えるのに、それを教えずに、騙すなんて、ちょっと、おかしいと思う。
1、まとまりは勝手には消えない 2、まとまりは肥大化していく 3、肥大化するほど問題も大きくなる 4、抑圧しきれないほど肥大化すると大事になる 5、誰にも背負わせられない どう考えて、蓋を開けて、きれいに掃除したほうがいいに決まっている!
「まとまり」を小さくすることは、1人でも出来ることだから、誰にも言わなくてもいいんです。言えないことや、言いたくないこと、たくさんありますよね。自分の中だけで解決することも出来ます。ただ、纏まりを抱え続けて苦しむのではなく、それを小さくして楽になってほしい。
過去に悪さをしてきたとしても、それはその時の精一杯だったはずです。大事なことは、必要なことを学び、気づき、そして、これから自分で自分を苦しめない生き方をしていくために必要な新しい解釈や視点を手に入れて、成長すれば、自分で自分を大切にしていけます。人には、幸せになる権利があります。
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