モラルハラスメントの加害者は被害者を精神的に追い詰めて孤立させる。そして混乱していることを嘘つきだとすり替えて「嘘つきなお前は誰も信じられないのだよ」とさらに追い詰めていく!

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モラルハラスメントの加害者は被害者を精神的に追い詰めて孤立させる。被害者は「誰も信じられなくなる」ほど追い詰められていくことがあります。それがモラルハラスメントや心理的な虐待の怖いところです。被害者が人間不信に陥るということは、極限状態まで追い詰められていった証拠です。

ここまで精神的に追い詰められていると被害者は非常に混乱していて自分の気持ちを正しく言えない場合もあります。当然ですよね。矛盾点が出てきても当然です。記憶の整理すらついていないのですから。

そういった状態の被害者に対してモラルハラスメントの加害者、またはモラルハラスメントのセカンドハラスメント加害者は「嘘つきなお前は誰も信じられないのだよ」とさらにモラルを使って追い詰めていくという非常に悪質なことをする場合があります。

確かに「嘘つきは誰も信じられなくなる。だから嘘はよくない」は「モラル(道徳的)」ですよね。これ自体が悪いわけではない。この記事でお伝えしていることは「モラル(道徳的)」である「嘘つきなお前は誰も信じられないのだよ」を使って被害者だけを攻撃していく手口についてです。

まず以下の、虐待をされてきたことで人を信じられなくなって「発狂」しているワンちゃんを見て下さい。

優しい女性が保護犬の頭を撫でようとしても、ワンちゃんは「また傷つけられる」と感じてしまう。当然ですよね。虐待をされてきたらこのようになって当然です。人間でも同じことです。人間不信に陥るまで心理的に虐待をされ続けてきたからこそ、人間不信になって防衛をするのです。

上記の動画のワンちゃんに「お前は正確な反応も出来ずに発狂して疎かだな。嘘つきなお前は誰も信じられないのだよ」と言った者がいたらどう思いますか?僕は「ふざけるなよ。お前が同じ目に遭ってみろ」と思いますね。人間に対しても同じです。心理的な虐待をされてきて誰も信じることが出来なくなって、防衛のために人間不信になった人に「嘘つきの罰は誰にも信じてもらえずに、他の誰のことも信じれなくなる」という言葉を悪用して被害者に当てはめて押し付けていけば被害者はかわいそうですよね。

この言葉自体が悪いわけではありません。以下の名言を読んで下さい。

うそつきの受ける罰は、人が信じてくれないというだけのことではなく、他の誰も信じられなくなるということにある。

アイルランドの作家 バーナード・ショー

こちらは、童話のオオカミ少年でもあるように、嘘つきは誰にも信じてもらえなくなります。それはわかりますよね。それ自体は健全な「モラル(道徳的)」な内容です。

この記事のお話はそういうことではなく、「混乱している被害者」を「嘘つきにすり替える」ことで、「嘘つきの罰は誰にも信じてもらえずに、他の誰のことも信じれなくなる」という言葉が「被害者にだけ刺さるように作用する」ということです。

だって、人を信じられないほど傷ついているけど助けてほしいから本当のことを必死に混乱している中、言いたいのに、嘘つきだとレッテルを貼られて、さらに、信じられなくなったことは罰だとしてとどめを刺される。これが、モラルハラスメントの加害者の悪質性の1つです。

つまり、「真の嘘つきであるモラルハラスメントの加害者」が「本当のことをうまく言えない被害者に対し嘘つきのレッテルを貼る」という精神的な嫌がらせをしたうえで、周囲が被害者のことを信じなくなるように仕向けておいて、そのうえで一見、道徳的なことを言っているように見えるけど被害者の心にだけ刺さる「嘘つきの罰は誰にも信じてもらえずに、他の誰のことも信じれなくなる」という言葉を悪用して傷つけていくのです。被害者の立場でこの言葉を言われたことを想像したらもう誰も信じたくなくなるでしょうね。

混乱していてうまく言えないことを嘘つきだとされる。

被害者を嘘つきに仕立て上げて、「嘘つきの罰は誰にも信じてもらえずに、他の誰のことも信じれなくなる」という言葉を使って水面下で攻撃をする。これは、真実を知らない人にとっては「嘘つきが、誰にも信じてもらえなくなって当然」と見えるのが普通です。だけど実態は、混乱している被害者が正確に被害を言えなくなっていることを逆手に取らてて、水面下で傷つけられているということです。これがモラルハラスメントの1つです。

「嘘つき」というのと「混乱していてうまく言えない」というのは似ているようでも全然違うのです。

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