セクハラ・モラハラなど、「ハラスメント」と語尾に付く言葉を近年よく聞くようになりました。
昔からこれらの言葉は存在していましたが、近年になって一般的に認知され多く使われるようになって来たのはそれだけセクハラやモラハラが増えて来ており、それが表面化されているということだと思います。
此処ではモラルハラスメントについてお話したいと思いますが、まずセクハラとモラハラの境界線が何処からなのかよく分からないというかと思います。
「ハラスメント」という言葉はいじめや嫌がらせと解釈して良いでしょう。
モラハラよりは多く聞かれることが多いセクハラという言葉の意味ですが、セクハラというのは主に身体的や性的にな嫌がらせのことです。
セクハラというのはお尻を触ったりするだけではなく言葉でセクハラになることもあります。
分かりやすい例を挙げますと、最近問題になった「結婚しろ」「子供を産めないのか?」というセクハラやじ。
これは間違いなくモラハラではなくセクハラに当たります。
男性に「産めないのか?」と言っても男性は産めないのが当たり前ですが、女性に対する嫌味な言葉なのでセクハラになります。
モラルハラスメントも暴力ではなく言葉による嫌がらせになるのでセクハラ発言などと似ているのですが、モラハラの場合は性的な悪口以外のことを差す場合で使われることが殆どです。
セクハラによる悪口は、身体的なことをバカにしたりからかったりすることが多いですが、モラハラの場合は身体的なことよりも能力的な物や中身を悪く言う特徴があります。
「お前は女のくせに背がデカすぎ」というのはセクハラですが、モラハラの場合は「そんなやり方じゃ駄目だ」などと否定する言葉を発して相手を攻撃します。
一度きりだけではなく、モラハラの場合は相手が言われることを嫌がっているにも関わらず同じことを何度も繰り返して言うことも多いです。
また、セクハラの場合本人に悪気はなく本当に軽いジョークのつもりで行ってしまうこともあります。
その為セクハラの場合は長続きすることはあまりなく、加害者が被害者に謝ってすぐに解決に至ることも多々あります。
一方でモラハラ加害者というのはタチが悪く、悪口を言うのが生活の一部みたいになっているので基本的に謝って反省するということはありません。
セクハラと異なる部分は他にもあり、モラハラは一対一で行う物なので今回の波紋を呼んだセクハラやじ問題のように公にされるということがないのです。
気を狂わせる虐待ガスライティングについて
あなたの「言葉」と「URL」を残す。