ヤクザに暴力団のレッテルを貼って締め上げることは逆効果になり治安が悪化することも理解できない異常な世の中は変わる必要があります。
2011年に「【山口組分裂・緊急再掲】6代目・司忍組長単独インタビュー(上)=平成23年(1/6ページ) – 産経WEST」で公開された記事から引用します。
必ずどんな世界でも落後者というと語弊があるが、落ちこぼれ、世間になじめない人間もいる。われわれの組織はそういう人のよりどころになっている。
一方的に暴力団とレッテルを貼る前に、上記引用と併せて引用元の記事を一度見てみると良いです。多くの人が思っているのは暴力団に厳しくすればいいということですよね。だけど逆なんです。私の個人的な考えを書きますが、組織がなくなれば治安は悪化します。
組織という枠が犯罪率を下げています。そこの理解が足らないんです。組織がなくなれば窃盗、強盗、いろいろ増えます。大事なことは多様性を認めること。とくに多様性を認めろと言う人こそ。犯罪者は社会からスケープゴートされた者たちです。
なぜ日本のヤクザは名前も事務所の住所も明らかにしているか考えたことありますか。少し考えたらわかりますよね。「犯罪が目的の組織ならマフィア化して水面下に潜った方が犯罪はやりやすい」ことくらい。目的は社会不適合者を囲って出来る限り犯罪率を下げることなんです。それが血の繋がりを超えた親です。私は、勝手ながらでもそう考えています。
ヤクザと考えず、実の親や社会からも見捨てられて凶暴で誰も止めらないような人を囲ってくれる施設と考えればわかりやすいかもしれません。だから元々が平気で犯罪をやる人だから犯罪をゼロにするのはまず無理ですよね。だけど厳しい規律で犯罪率は低下しています。
宗教家、警察のトップ、教育者、メディア関係者、皆が理解を深め、本当の意味で社会のためにこのことを考えたらいいと思います。今はバランスが崩れている。力を自国で誇示し強がって巧妙な手口で犠牲者を出すのはもうやめてほしいですね。人は変われる。どんなに過去が悪くて変われる。
現代では「任侠道」はないに等しいくらいになってしまっていても、任侠道に生きようとする人たちが上に僅かにでもいるようです。それは人間らしい任侠道(弱気を助け強きを挫く)を下に出来るだけ見せて犯罪率を下げたい現れなんだと思います。子は親の背中を見て育つ。
日本は「浄化」に向かって進んでいます。大きな石を持ち上げるとジメジメしていてムカデや他の虫が太陽の光に照らされ蠢きます。組織も同じで太陽の光を照らせば色々と蠢き出します。だから浄化する過程には色々な大きな問題も出てきます。犯罪のない社会は不可能じゃないかもしれませんね。ただ、そうなる前にはあらゆる問題が起こってくるものです。
この動画を見たらわかるよう下を苦しめ、上は美味い飯を食って贅沢三昧。それはヤクザだけじゃなく日本の一部の宗教もそうだったりします。宗教とヤクザ、他組織、複雑に絡み合っています。
あと、「この本」に書いてあることも読んでみて下さい。
私も同感です。ヤクザに一定の役割を補ってもらうことが健全な社会を保つ秘訣なのです。
※この記事は犯罪を推奨、擁護する記事ではなく、社会から犯罪を無くしたい思いからの記事です。
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