体験談:アルバイト先で受けたモラルハラスメント
これは、私が以前アルバイトしていた飲食店で起きたモラルハラスメントです。
その日は採用後、2回目の出勤日でした。
初回出勤日は物の名前や場所、困った時誰に相談すれば良いかなどの説明で終わったため、お客様の前に出て仕事を教わるのはその日が初めてでした。
その日、初めてお会いした先輩スタッフに挨拶をしたのですが、こちらを一瞥したのみで返答はなし。
忙しい時に声を掛けてしまったのだろうかと思い、あまり気にしないようにしていたのですが、そうではなかったようです。
お帰りになったお客様の席を片付けるのに食器を下げて厨房へ戻る時の事でした。
その先輩に後ろからぶつかられ、トレーに乗せていた食器を落としてしまい、数枚割ってしまったのです。
すると、「またミスしてるよ!あーあ、こんなに割って、それでも給料は持って行くんだもんな!」と、大声で言われました。
それも事務所等ではなく、お客様のいるホールでです。
続けて、「何回ミスすれば気が済むの?店に損失出して、それでも給料持っていくの恥ずかしくないの?恥ずかしくないか、挨拶も出来ない非常識な人間だもんな!」 と。
ここで振り返ると、まずその先輩を含め、初めてお会いしたスタッフの方々には聞こえるように挨拶をしています。
そして、食器を割るまでの間は厨房でメニュー等の説明を受けていたため、ミスもありません。
食器を割ってしまったことは私のミスだとしても、その先輩が後ろからぶつかって来なければ起きなかったかもしれないものです。
その日、シフトを終え退勤した後で社員さんに相談すると、一連の流れを見ていた社員さんが先輩スタッフの処分を決めるとのことで、後日先輩スタッフには1週間の停職処分が下りました。
1週間後、再び出勤してきた先輩スタッフに、今度はどのような嫌がらせを受けるのかと思うと憂鬱で、結局その職場を退職しました。
この体験談は、アルバイト先でのモラルハラスメントの例です。
この体験談は、アルバイト先でのモラルハラスメントの例です。以下はその観点からの説明です。
モラルハラスメントとは、職場において他者に対して嫌がらせや攻撃的な言動を行うことで、その人の尊厳や人権を侵害する行為のことです。
この体験談では、先輩スタッフによる以下のような行為がモラルハラスメントにあたります。
- 非難や侮辱的な言葉の使用: 先輩スタッフが大声で「またミスしてるよ!」や「店に損失出して、それでも給料持っていくの恥ずかしくないの?」などと、侮辱的な言葉を使ってアルバイト者を非難しています。
- 威圧的な態度や嫌がらせの実施: 先輩スタッフが厨房で食器を割ったことをアルバイト者のミスとして責め、その後ろからぶつかってきたことを根拠に、「挨拶も出来ない非常識な人間だもんな!」などと威圧的な態度で嫌がらせを行っています。
- 労働環境の悪化: 先輩スタッフの嫌がらせにより、アルバイト者は職場での環境が悪化し、再び出勤することを憂鬱に感じるほどのストレスを受けました。
このように、先輩スタッフによるアルバイト者への侮辱的な言葉や嫌がらせ行為により、アルバイト者の心理的・感情的な負担が増大し、労働環境が悪化したため、この体験談はモラルハラスメントの一例と言えます。幸いにも、後日社員さんが処分を下し、先輩スタッフに停職処分が下ったものの、アルバイト者はストレスを感じ続け、最終的に職場を退職することになりました。
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